セパタクローの「セパ」はマレ語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「ボール」と云う意味です。なぜ、違う国の言葉を組み合わせたのか疑問ですが。
とにかく、セパタクローとは2つの言葉の合成語であり、言葉が示すように、ネットをはさんで足や腿または頭を使ってボールを相手コートに蹴り入れる競技でバレーボールに似たゲームのことです。
はじめは、日本の伝統的な遊びの蹴鞠(一つのボールで、数人集まってリフティングをする感じ)に似ていたみたいですね。
試合はバトミントンと同じコートとネットでを使って3対3で行われます。
セパタクローでは手を使わずに攻撃や防御を行うので、からだの柔軟性や高度のボールコントロールが要求されるといえます。
(練習前の柔軟体操は必須ですよ!)
スパイクやブロックといった華麗な空中戦はかなりの見ごたえがあり、マレーシアやタイでは最も人気のあるスポーツの一つであるようです。
ですので、僕は勝手に空中格闘技と呼ばせていただきます。
セパタクローの一番の魅力としましては、なんといっても選手が高くジャンプし、ものすごいアタックを打つところですね。
そのスピードは世界クラスで時速140kmもあります。
しかもかなりアクロバティックです(笑)
セパタクローの歴史をたどると、およそ500年前に東南アジアでマレーシアの王室によって生まれたスポーツだったんです。
セパタクローは東南アジアの各国で受け継がれてきた伝統スポーツだといえます。
1965年に東南アジア競技大会(現在SEA Games)の競技種目に採用された際、アジアセパタクロー連盟が設立され、このときに現行の統一ルールが作られました。
そして、セパタクローは、1990年に北京で開催された第11回アジア大会の正式種目となって、
さらに1988年に國際セパタクロー連盟が設立されて、その活動はアジアだけでなく、南、北アメリカ、オセアニア、ヨーロッパ大陸にと、世界的な広がりをみせてきています。
また、1997年から女子種目が新たに世界選手権大会とアジア競技大会の種目に加わりました。
書いてる本人がわけがわからなくなりそうですが、現在までゆっくりゆっくり広がっているスポーツといえそうですね。
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