ここでは、世界におけるセパタクローがどんな感じなのか取り上げてみます。
主に、 マレーシア・タイ・シンガポール・フィリピンでは学校の体育の授業にも取り上げられるほどの人気スポーツで、 タイにはプロリーグがあるそうです。
マレーシアでは、セパタクローは国技とされていて、勢力も群を抜いています。しかし、 ここ最近はタイがかなり頑張っているようです。
それは、背景に圧倒的な選手層の厚さがあるからでしょうね。
日本はこれらの上位に位置する国には及びませんが、 2002年の釜山アジア大会では男女共に銅メダル獲得という活躍をみせています。
@アジア競技大会
セパタクローでは最大のイベントといえそうです。
4年に一度アジア各国で開催されています。
1994年の広島アジア大会では6位入賞を皮切りに、98年大会の大会でレグ戦で女子が6位入賞、サークル戦では男女とも5位に入賞しています。
2002年の第14回アジア競技大会では、日本代表選手の健闘が光り、男女ともにアジア大会で初の銅メダルを獲得しています。
Aキングス・カップ(タイ)
タイ国内の都市で開催され、東南アジアの国々12〜15カ国位が参加しています。 過去15回中、14回をタイが優勝しています。
レグイベントはレベルでA〜Cのディビジョンに分けられ、各ディビジョンごとに順位を決定し、 各ディビジョンの1位チームが次回上位ディビジョンに昇格、最下位チームは下位ディビジョンに降格する。
入れ替え戦は行わない。
強豪のタイとマレーシアはこのレグイベントには参加していない。
Bイサ・カップ(マレーシア)
毎年8月頃、マレーシアの都市セレンバンにて開催される。
マレーシア国内の実業団チームと、 各国代表チーム(8カ国前後)がリーグ戦方式の予選を行い、勝者チームで決勝トーナメントを戦う。
優勝チームには、日本円にして約30万円の賞金がある。
Cハノイ・オープンセパタクロートーナメント(ベトナム)
毎年9月頃、ベトナムの都市ハノイにて開催される。
元は男子のみの大会であったが、1998年頃から女子のみの大会となっている。
国際競技での活動状況
キングスカップ世界選手権大会は、1989年以降毎年参加していますが、発足後の数年間は、ただ参加するに止まり、入賞する事は出来ませんでしたが、地道な努力が実り、1996年に、レグ種目のCディビジョンで初優勝を果たし、Bディビジョンに昇格、ついで1998年にはレグ種目で男女ともBディビジョンで優勝し、Aディビジョンに昇格しました。
1999年の大会では、男子がレグ戦のAディビジョンで2位、女子は、チーム戦・レグ戦ともに3位に入賞し、協会設立12年目で、念願の「世界のAグループでメダル獲得」の夢を達成する事が出来ました。
2000年以降もトップグループで活躍し、2005年の世界選手権大会ではメイン競技のチーム種目で男女とも3位に入賞しています。 |